塵。

どっちが嘘でも
どっちが本当でも
どっちでもいいんだ

嘘だという事実は消えないし
ただどこかで
いい所があると信じたい

安定剤がなくなっていく
その度に不安で狂いそうになる

私が何度も
父を亡くした後何度も
死を思ったのは

その重みが辛さが
いまいち実感出来ないからかもしれない

大丈夫だと言い聞かす
私が感じてることは
私のただの勘違いだって
言い聞かす
何度も
何度も

でもそれを掻き消しているのは
私なんだ

ずっと寝ていたい
ずっと奈良にいた頃の
思い出を抱えたまま

眠っていたい

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